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進化したインターネットのツール
書籍 『自分メディアのつくり方』 1章まるごと公開企画 (P15~18より)
さて、ここ数年、インターネットが急速に発展していることは、みなさんもご存知のことでしょう。私も10年ほど前にインターネットを利用し始めたのですが、当時に比べると様々なことが発展しています。当時はEメールアドレスを持っていても、仕事以外では送る相手がいなかったりしていましたが、今ではパソコンは必ずといっていいほどインターネットにつながり、国民の大半がインターネットに接続可能な携帯電話を持ち、音声通話以上にEメールでの情報をやりとりしています。あなたも、仕事でインターネットを活用したり、友人や家族と携帯のメールを気軽に使っていることでしょう。
通信インフラも、最近では光ファイバーやADSL回線で常時接続が当たり前となっており、アナログモデムでダイヤルアップして、通信料を気にしながら接続していたことを思い出すと、夢のようです。
そして、インターネットで個人が情報を発信する手段も多岐に渡っています。あらゆる情報が様々な方法で発信され、それらの情報の中から欲しい情報を探し出すための検索サービスの性能もアップするなど、情報を受信する方法も発展し、それに伴い利用者もどんどん増えてきました。
例えば、情報を発信する面でいうと、以前は、「ホームページで自分の意見を世界中に発信しよう!」と思っても、htmlファイルをつくって、サーバにアップロードするなど、特別な技術や知識が必要だったり、それがなければ、つくれる人に頼んでつくってもらうしかありませんでした。しかし、2003年くらいから、日本でも「ブログ」という、簡単に自分のホームページを開設できるサービスが登場し始め、状況が変わってきました。
ブログは、簡単にWebページをつくれるだけでなく、それまでのホームページにない、情報を流通させるためのしくみや、コミュニケーションを促すしくみも持っています。自分が情報を発信したことを、たくさんのサイトに通知したり、ブログの読者が気軽にコメントを入力したり、ほかのブログと簡単にリンクしあったりするしくみを標準で持っていて、その使い方も簡単なのです。
ブログが登場する以前は、ホームページをやっとつくっても、そのホームページ自体には、それを伝える機能がありませんでした。開設したことや、更新したことを広く伝えるには、知り合いにお知らせのメールをしたり、利用者の多いサイトにリンクしてもらったり、広告を出したりするなどする必要があります。こうした告知をしないホームページの多くは、「誰も見に来てくれない」、そしていつの間にか「やる気もなくなってやめた」といって更新がされないまま放置される・・・というような話をよく聞きました。
ブログの場合、簡単につくれて、比較的容易に読者の目に付きやすく、かつ読者とのコミュニケーションも発生しやすく、さらにその輪が広がっていくといった特性から利用者が爆発的に増えているのです。
総務省の発表によると、2005年3月末時点の国内ブログ利用者は延べ約335万人、同年9月末では延べ473万人で、2007年3月には延べ約782万人に到達すると予測されています。まあ、導入がしやすい反面、「やる気がなくなってやめる」人も多いのは事実ですが、その利用者は現在のところ増加傾向にあります。
ブログ以外にも、以前からあるメールマガジンや掲示板、最近ではブログ以上に利用者の増えているソーシャルネットワーキングサイト(参加者が知人を紹介しあって、新たな友人関係を広げることができるコミュニティー型サイト)、ポッドキャスト(iPodなどの携帯オーディオプレーヤー向けに配信するネットラジオ)、リアルなメディアでは小冊子、DVDビデオなどなど、テクノロジーの進化によって、個人でも情報を発信するためのツールは豊富に揃っています(各ツールの特徴は第3章で説明します)。しかも、コスト面でも進化しているため、こうしたツールで自分メディアを発信していく費用もそれほどかからないのです。
インターネットで情報を受け取る面でも大きな発展があります。2000年あたりから、Google(http://www.google.co.jp/)やYahoo!(http://wwww.yahoo.co.jp)といった検索サービスの技術が向上しています。以前は、検索サイトでキーワードを入力し、望みの情報を取り出そうとしても、関係ないページがヒットしてガックリしてしまうこともありましたが、最近では精度が上がるとともに、検索エンジンに最適化されたWebページづくりや、利用者側の検索のテクニックも向上して、そんなことは少なくなってきました。
また、テクノラティ(http://www.technorati.jp/)のように、たくさんのブログの更新通知を即座に受け取ることによって、今ブログでどんな話題が盛り上がっているかをリアルタイムにチェックできる、新しいタイプの検索エンジンも登場しています。
参加者同士で様々な意見交換が行われるソーシャルネット・ワーキング・サービス(SNS)も、新しい情報受信ツールであるといえます。SNSでは、たくさんの人が日記を書いたり、コミュニティーの掲示板に書き込んだりしています。私も、SNSで、マスコミで発表されるニュースより早くその情報を知ったり、ひそかにネットで話題になっている事件を発見したり、より深く掘り下げた議論に感心させられたり、知人の身の回りで起こった小さな事件に思わず笑ってしまったりすることがよくあります。総務省の調査によると、SNSの利用者数も、2005年末時点で399万人と、すごい勢いで増えています。
いろいろと書きましたが、インターネットの様々なツールの進化と利用者の増加によって、あなたが発信した情報が、それを望む人に到達しやくすなっているのです。
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投稿者 kobayakawa : 2006年3月 8日 17:18

